タグ・ホイヤーは、1860年にエドワード・ホイヤーがスイス・サンティミエに最初の時計工房を構えて以来、時計製造の歴史における、いくつもの目覚しい革新の最先端に位置し続けてきました。

1889年のパリ万博では「スプリットセコンド・クロングラフ」が銀メダルを受賞、高精度クロングラフのメーカーとして、国際的に知られるようになります。

1964年に登場した「カレラ」はスポーリ・クログラフにおける視認性、正確さ、信頼性の新しい基準となりました。

1969年には初の防水機能付角型クロングラフ「モナコ」を発売。

機能性だけでなく、スタイリッシュなスクエア・フェイスのユニークデザイン世界を魅了、映画「栄光のル・マン」ではスティーブ・マックィーンの腕を飾り、広く人気を集めました。

1970年代にはF1フェラーリ・チームの電子計時システムを担当、以後、F1時計として知られていきますが、タグ・ホイヤーの時計の魅力はスポーツシーンだけで発揮されるわけではありません。

現在のタグ・ホイヤーは、革新と伝統、すなわち「DNA」ともいえる”エンジニアリング、スポーツ、グラマー’のトライアングルを色濃く投影した商品コンセプトと、他の追随を許さないア
ヴァンギャルドな発想との融合によって形成されています。

2007年のバーゼル・ワールドでは、自社開発、特許を取得済みのエレクトロメカニカルムーブメントを搭載した「リンククロノグラフキャリバーS」を発表。
タグ・ホイヤーのプレミアム・コレクションに位置づけられた「グランドカレラ」。2007年初夏、ル・キャステレのサーキットで行われたローンチイベントは、モーターレーシングと1世紀以上にわたる
密接なコラボレーションを築くタグ・ホイヤーならではのものでした。

創業150周年を目前にして、2004年にバーゼルル発表されたコンセプトウォッチ「モナコV4」(テンプにかわって、べルト、リニア(線型)ウェイト、セラミック・ボールベアリング、逆V字型に配置された4個の香箱により駆動する、世界初の革命的なタイムピースの商品化への動向も注目を集めています。